プロフィール:
暦がアップデートを行おうとする大晦日の晩、こんこんと雪が降っていました。
みすぼらしい少女は、一般的に裏通りとされている場所だとまあまあ公の犬が嗅ぎ回っていてヤバいので、もっと奥にある冷凍倉庫の付近で臓器を売り歩いていました。
「臓器、臓器はいりませんか……培養したての臓器はいりませんか…」
途中、あまり友好的ではない組織に追われてクツが脱げ、はだしになって狙われている事に震えながら一日中、歩いても臓器は売れません。
家に帰る勇気はありませんでした。このまま帰れば自宅へガサ入れが入るにきまっています。
「うう…ここのルートもだめそう…」
あまり倉庫内の寒さでこごえてしまった少女は貨物のかげにたたずみ、隠れながら地図をとりだして現在の取引可能ルートをみました。
やはり冷凍倉庫に通りがかるような人は居ません。今日は倉庫を使う人間もいないようです。少女は、ここから外に出てなんとか横流し出来そうなテリトリーに行かなければなりませんでした。
せめて在庫は捌かないとと保管に困るため、無償提供も考えておかねばなりません。
「バイオ臓器、バイオ臓器はいりませんか…うう…健康な臓器に困っていませんか…!
お願いします……私の臓器を買ってください…」
みすぼらしい少女は、なんとか撒きながらスラム街の方へ向かいつつ、道中のテリトリーまで来ました。
必死に売り文句を呟きながら売り歩いていると大丈夫そうな人間が一人通りがかって、少女の方に気付きました。
「臓器、臓器は入りませんか…
無償提供してもいいので……」
「ごめんねえ、今それほど臓器にも困って無くて…」
「そうですか……」
もうすぐ新年が明けようとしても、売れそうにありませんでした。
「あ、でもねえ
ウチの奴がどっかのカジノで自分の臓器を売って資本金にしたんだけど、そういうところなら必要とする人もいるんじゃないか?
まあソイツの臓器は無事だったんだけどよ」
「カジノ……」
た、確かに…と少女は思いました。
カジノで臓器を売った人なら必要としているかもしれないと思ったからです。
「おじさんありがとう…
いってきます…カジノに…」
少女は人の温もりを感じながら、臓器を売り渡した人間のいるというヘクセンヘケルの賭場に行こうと思いました。
そうして、新年が明けました。
■パープルネームプレート
汚名を負う代わりに、労働の効果を1.5倍にします。
■動画編集ソフト
動画投稿を仕事にできるようになります。
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制御盤をぶん殴ることができるようになります。
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友達に素敵なものをプレゼントできる。
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資産運用でCoinを増やす事ができる。
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トバトバ攻略Wikiを参照できます。
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