※こちらは、全体通信で行った演説の全文になります。
繰り返しこれだけの長文を流すのも迷惑なので、ここに一纏めにします。
皆様のPCは、この発言を情報として知っていても問題ありません。
「初めて私の声を聞く方もおりましょう。
私は、シスター・セルヴィスと申します。
私の願いは、皆様の血が流れないこと、争い事など起こらず、その手が罪に穢れない事」
「その為に、今、この通信で声を届けています」
「争いごとが起こる理由を、私なりに考えてみました。やはりそれは、願いが叶う形を奪い合う状況にあるからではないでしょうか。
または、強者と戦いたいと血が騒ぐ方が多いからではないでしょうか。
争い事を避ける皆様。
……命の糧たる、シャドウルビーを。私に預けてみませんか。
私は信頼の置ける方にそれをまた託します。
それが誰であるかは、私しか知り得ません」
「シャドウルビーが、欲しい皆様。
一度に石が集うかもしれない、その在処を知りたくはありませんか?
石の在処を知るのは私だけ。私を殺しても石は得られない。
何とかして私から、この口から、在処を吐かせたいと思いませんか?」
「もちろん、シャドウルビーを信頼のおけない人間に預けるやつなど正気の沙汰ではないと考えても仕方のない事です。
そう考えていただいて構いません。
でも、もし、願いを持たず生きて帰りたいと願う方がいるなら、必ずお預かりした石はお返しします。
私、個人の通信までご連絡ください。
……特定のチャンネルを作らないのは、私のもとにどれだけの石が集っているかをわからなくする為です。
そして。集っていなかったとしても。
私が矢面に立つことで、ほんの僅かでも皆様が襲われる可能性を避けることに繋がればとの判断です」
「尚。私のこの意思は、この行動は、一切どの団体にも関与はしていない、私の勝手な行動です。
誰を脅したところで、私の石の預け先は明かされる事はありません。
……以上。どうか。どうか。
ご一考を、お願い致します」